去年仕込んだ味噌です。こちらは麦味噌。農場の青山在来大豆と大麦(関取)を使いました。
小川町(だけではないかも知れないけれども)は、昔から麦味噌の文化でした。現在は米味噌が一般的ですが、米は江戸以前だと年貢として、それ以降でも地主への小作料として払っていたので、味噌に使うほど量が無かったようです。
味噌を作るのに欠かせないのが麹。農場の近くにもコウジヤと言って、麹屋の名が残ったスーパーがありました。醤油蔵もその近くにあり、大豆文化が地域の生活と密着し、産業も生み出してたことが想像されます。どちらも、今となっては無くなってしまいましたが…。
ともかく、今年の麦味噌は上手に仕上がりました。早速味噌汁にて頂きました。出汁は昆布のみ。 十分旨味がでます。 調味添加物など一切必要ない、豊かな味わいです。
美味い、本当に美味いと思います。これが本物の味噌だと思います。