先日行われた第3回原宿食サミットにて、「食と農業」をテーマに登壇させていただいた様子を取り上げていただきました。

先日行われた第3回原宿食サミットにて、「食と農業」をテーマに登壇させていただいた様子を取り上げていただきました。

食や農業を取り巻く問題、何を話そうかすごく迷いました。
誰かを悪者にすれば、ラクな話だと思う。でもそれじゃ前に進めないなと。

よく「知ろうとしない消費者」というけれど、「では、農家や流通、料理人はちゃんと伝えてきたのか」と思ってしまうのです。
問題なのは、お互いの無関心、コミュニケーション不足じゃないのかなと。

懐古主義もよく耳にするけれど、これも違うなと思ってしまうのです。
戦後、経済の夜明けから今に至るまで、生産者と消費者は物理的にも精神的にも限りなく離れてしまいました。
しかし、それが結果としてお互いの無関心を生んだとは言え、必要としてやったことだと信じるしかないのです。
信じた上で、改めてこれからどうあるべきかを選択しなければならない局面に立たされているのだと思っています。

そこで、生産者か消費者のせいにすればラクだけど、それでは一歩も前に進めない。
知らない相手に自分の問題を押し付けても何も解決しないのです。

なら、お互いの関心を取り戻すとがその一歩目にはならないでしょうか。
コミュニケーションを通して、今ある問題に、立場を超えてみんなでちゃんと向き合おうよ、とならないと。

そのために、小さくてもコミュニケーションができる場が沢山あるといいなと思う。
そうすれば、環境問題とか、食の問題は、自然と解決の方向に向かうのかなと思うのは、私たちにどのくらい時間が残されているのかわからないだけに、楽観的でしょうかね。

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