変顔きゅうり 気温の下がるこの時期、夏野菜の成長はぐんと遅くなります。 植物達は寒すぎる気温の中でできるだけタネを残そうと、実の一部分にだけに養分を集させようとするのです。 逆に考えると分かりやすくなります。つまり、全てのタネを太らせようとすると、タネをつける為の養分がそれだけ分散してしまい、タネを作るのに時間がかかります。そうこうしているうちに霜が降りてしまえば、樹が死んでしまいます。すると、養分の供給が止まり、タネを残せなくなってしまう。だからなるべく早く、少しでもタネを残そうと、他のタネを捨てて一部のタネに養分を集中させるのです。 写真はその結果。太ったところにだけ、タネもついています。 こうやって、人間にとっては都合が悪い形でも、植物にとってはとても合理的な現象で、次世代に遺伝子を残す為の形なんです。 そう考えると、形の悪い野菜にも理由があるのだなと、農家ながらに感心物です。 食べるのに問題もありませんし。 いつも”変な顔”の野菜達を見て楽しんでいます。

via YokotaFarm http://ift.tt/2eCXcIg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です