投稿者「yokotanojo」のアーカイブ

お醤油仕込みイベントのお知らせ

小川町をはじめ、近隣一帯の農家は、大豆や麦を作って自分たちのお味噌やお醤油を毎年仕込んでいた時代がありました。
小川町にはその当時からの在来大豆が残され、味噌作りも代々行われてきましたが、醤油づくりは長らく途絶えたままでした。
その昔、お醤油を仕込む時期になると近所の小さな醤油屋がリヤカーに道具を積んで農家を周り、その年に取れた大豆と小麦で醤油を1週間かけて仕込んでまわる。農家の土間には醤油甕が置かれ、そこに棒を刺して人が通るたびに一混ぜしながら熟成させると、ちょうどの頃合いで醤油を絞りに醤油屋がまたがリヤカーを引いてやってくる。
そんな営みも、醤油が市販されるようになった昭和30年ごろまでの話。小さな醤油屋の廃業とともに、農家で仕込む醤油も姿を消してゆきました。それが父が小学生のころのお話。

そんなお醤油をもう一度味わってみたい。あの頃の味を思い出しながら始めた醤油づくりも4年目。

去年に引き続き、今年もみんなでお醤油を仕込みます!

■スケジュール
1日目:4月27日(土) 9:00〜14:00
 麹づくり(大豆を蒸し、麦を炒ってひき割りにしたものに麹をつけます)
2日目:4月28日(日) 9:00〜15:00 ※絞りのみご参加も受け付けています。
 
醤油絞り/うどん打ち体験(しぼりたての生醤油でいただきます)
3日目:4月29日(月) 10:00〜11:00
 麹の管理(麹かえし)
4日目:4月30日(火) 9:00〜12:00
 お醤油を仕込みます(もろみをお持ち帰り:500mL分)

■お持ち物
 エプロン、三角きん、お弁当(27日のみ)
 最終日、もろみをお持ち帰りいただく容器をご持参ください。

■料金
 お醤油仕込み&絞り(4日間通し) 大人 ¥10,000/子供 ¥3,000
 お醤油絞り(1日のみ) 大人 ¥5,000/子供 ¥1,000

■宿泊希望のお客様へ
宿泊のご要望があれば、お申し込みフォームでその旨入力していただくか、メーッセージかメール(yokota.noujou@gmail.com)、TEL(08011808461)まで。詳細について改めてスッタフよりご連絡差し上げます。

■お申し込み
参加ご希望の方は、こちらの申し込みフォームに入力をお願いいたします。
https://forms.gle/FXGaRYEhj56Bm9776

お味噌作りイベントのおしらせ

味噌の仕込みイベントのおしらせです。
今年は米味噌のみとなります!
無農薬栽培のお米と在来大豆でお味噌を仕込みます!
大豆への火入れは早朝から始まりますので、9時頃にきていただいてもOKです。
お申込み量の総計が75㎏に達し次第、募集締め切りになります。

味噌のお申込み:ここ→https://bit.ly/2TuIVyc から申し込みをお願いします。
出し物:昼食が出ます!
持ち物:味噌を入れる入れ物(タッパー、カメ等)、
料金:参加費1,500円(小学生以下500円)
   材料代1,200円×お申込みキロ数(上限5kgまで)

お問い合わせ先
TEL・FAX 0493-72-2940
Mail yokota.noujou@gmail.com

有機とはなんだったのか

タネのほとんどを海外から購入し、畑に入れる肥料や堆肥は、輸入された食品や家畜飼料の残りカスや、輸入された資材で栽培された慣行野菜のあまりものを使っている状況に、有機農業の「持続可能性」という本来的な部分との矛盾を感じていました。
日本の食料自給率は約30%ほど言われていますが、何を作るためにも資源は必要で、私たちはそのほとんどを海外からの輸入頼っています。化学肥料や農薬、燃料や石油製品なしには30%を維持することもままならないでしょう。私たち有機農家でさえ、海外資源の恩恵に預かっているのは事実です。海外からの潤沢な輸入飼料のおかげで家畜糞尿を使用できるし、輸入種子のおかげで毎年タネを購入できる。食物を輸入しているおかげで年間1000万トンを超える食品廃棄物を自由に使うことができる。燃料を使えばそうした物資を運搬する手段もある。そういう意味では有機を含めた農業全体では全く自給ができないのが現状なのだと思います。
いいか悪いかは別にして、つまりはトヨタが車を売るおかげで農業ができるという話です。極端な例ですが(笑)
結局のところ、上流には資源生産をしている国があって、その下流に(国の内外を問わず)慣行農業があって、そのさらに下流には私たち有機農家がいる。 私たちは、上から流れてくるものをただ消費し続けるという一本の川の流れの中にいつの間にか取り込まれ、循環を旨としていた有機でさえ本質的には慣行農業となんら変わらいものになってしまったのではないか。と思うのです。
上流から水が流れてこなくなれば、当然私たちの農業も成り立たない。それがありありと想像できてしまうのです。
元々は慣行農業を否定してきた有機農業が、大枠で見ると慣行農業の下流に属してしまっている。こんな皮肉なことはないなと。

では有機農業とは一体なんなのか。
やっぱり、持続可能な農業やそれを支える社会を作ろうとすることに目的があり、その結果選択されたものを有機農業と呼ぶのだと思います。つまり、有機農業はただの方法論。
昨今、様々な農法が取り沙汰されていますが、消費者からするとチンプンカンプンだと思います。でも実は、有機でなければよくないとか、自然栽培の方が良いとか、そういうのは上辺の問題で、何を目的にやっているのかが一番大事な部分なんだと思います。

私たちは、その目的の部分をもう一度見つめ直し、地域資源のこと、その中で成り立つ農法(経営的にも資源的にも環境的にも)の事を常に考えて農業に向き合っています。