横田農場の原点

「わが子のアトピーを治したい」

1990年、アトピーで生まれた長男はひどい皮膚炎で、何をしても効果がありませんでした。 医者の処方にも、説明にも、釈然としない何かを感じていました。長男は食物アレルギーも持っていましたが、ある時、家の近くの養鶏農家で採れた卵を食べさせると、普通の卵だとあんなに激しい皮膚炎になっていたのに、なにも起きなかったのです。
それが、「食べ物がダメなんじゃなく、その作り方に問題があったのだ」という確信とともに、自らの手で安全な野菜を作ることを決心した瞬間でした。
無農薬・無化学肥料で育てる野菜を食べさせると長男のアトピーはたちまち改善し、薬もいらなくなりました。 そして何より野菜のおいしさに、本当に驚いたことを今でも覚えています。
化学資材、農薬、化学肥料、遺伝子組換え、そして食品添加物。
私たちの身の回りには安全評価も十分になされないまま、効率優先の生産活動によって犠牲になっている子供たちがたくさんいます。
そんな子供達の為に、もっと安心できるお野菜を届けたい。そんな思いから、横田農場はスタートしました。
わが子の誕生は、便利で豊かになったとばかり思っていた社会を根本から見直す機会を与えてくれたできごとでした。